YouTube「新形式TOEFL iBT®を講師が受けてみた」

2023年7月26日からTOEFL iBT®が新形式になりました。講師がHome Editionで受験した感想と注意点をYouTubeの動画にまとめました。

新形式TOEFL iBT®試験の特徴

全体的な試験時間はプロクター(試験監督者)とのコミュニケーションも含めて約2時間半です。新形式ではユーザーインターフェイスが変わり、試験の進行が短縮され問題が次々と出題される印象です。

新形式TOEFL iBT®試験の進行と環境

予約時刻が11時10分、試験開始が11時40分、試験終了が14時10分でした。試験開始までに30分かかったのは、試験の部屋を変更する必要があったからです。プロクターとのやり取りでは10分間の休憩があると言われましたが、実際には休憩はありませんでした。

新形式TOEFL iBT®のリーディング・セクション詳細

新形式TOEFL iBT®のリーディング・セクションでは、36分で2つのパッセージを解くことになります。最初に本文だけが表示され、スクロールせずに次の問題に進むことができました。その後の画面では問題レイアウトは変更され、左側に本文、右側に設問が表示されます。1つずつの問題形式は以前と変わりませんでした。

要約問題の選択肢の変更方法

各パッセージ最後の要約問題では選択肢を入れ替えるときに注意が必要です。選択肢を変えたい場合、選択肢を一旦戻してから新たな選択肢を入れる作業が必要です。間違った選択肢の上に新たな選択肢をドラッグしようとしたのですが、入れ替えることができませんでした。時間がない中で焦っているときには気を付けてください。

リーディング・セクションの結果とスコアリング

最後の問題では1つの選択肢が空欄のまま提出しましたが30点を取得できました。全問正解しなくても満点がとれることを示しています。

新形式TOEFL iBT®のリスニング・セクション詳細

新形式TOEFL iBT®のリスニングセクションは、以前のダミー問題がなかった時と全く同じでした。変わった点は、選択肢を選んでNextボタンを押すとすぐに次の問題に進めるようになったことです。以前はNext→OKと2つのボタンを押す必要がありました。複数選択問題では、たとえば2つ選ぶ問題では2つの選択肢にチェックを入れなければ次に進むことができません。

リスニング・セクションの休憩時間

1セット目と2セット目の間には、何も操作しなければ15秒ほどの空白時間がありました。以前は30秒でしたが15秒短縮されていました。

新形式TOEFL iBT®のスピーキング・セクション詳細

スピーキング・セクションは、リスニングが終わってからすぐに始まります。リスニングのミスを引きずらずに気持ちを切り替えることが大切です。以前よりもインストラクションの時間が短縮されています。問題は4問で形式に変更はありません。

新形式TOEFL iBT®のライティングセクション詳細

ライティング・セクションにはIntegrated TaskとAcademic Discussionの2つがあります。Integrated Taskは以前と変わらず反対パターンでした。Academic DiscussionはETS公開の練習問題とほぼ同じでしたが、学生のコメントが少し長かったです。

新形式TOEFL iBT®試験の感想と対策

新形式により試験時間が短くなったことで、集中力を維持しやすい一方、休憩時間がなく直ちにスピーキングが始まることは厳しい面もあります。しかし、以前の対策方法と大きな違いはないため、十分な準備をして複数回のテストを受け目標達成を目指すことが重要です。