Short Lesson: Crime (犯罪)
IELTS Writing/Speaking Short LessonをYouTubeで公開中です!
詳しい解説は、是非YouTube動画をご視聴ください。
今回のLessonは、Crime(犯罪)がテーマです。
Writing/Speakingで使えそうな、犯罪の2つの原因と解決策について解説いたします。
まずは原因です。
1. Poverty(貧困)
Poverty can drive individuals to commit crimes such as theft or drug dealing for financial gain or survival. 「窃盗」「麻薬取引」
1つ目は「貧困」です。povertyというのはpoorの名詞です。driveというのは「追い込む」、commit crimesというのは「罪を犯す」という意味です。ハイスコアを取るにはさらに具体例を出していきたいところです。ここではtheft「窃盗・盗み」、drug dealing「麻薬取引」を挙げてみました。financial gainというのは「金銭面での得」つまり「お金」のことです。
2. Family breakdown(家族の崩壊)
Children growing up without parental guidance or positive role models may become involved in criminal activities.「お手本となる人」
grow upは「成長する、大人になる」、role modelというのは「お手本になる人」という意味です。お手本になる人を見ずに育った子どもというのは、犯罪に関わる可能性が高いということです。先ほどのPovertyは社会全体で大人も含めてというアイデアですが、今度は子ども焦点に当てた内容となっています。
次は解決策です。まず1つ目です。
1. Social welfare (社会福祉)
Governments can implement social welfare projects such as cash transfers and vocational training, to address poverty.「現金送金」「職業訓練」
解決策を語るときは、「政府」を主語にすると話しやすい、あるいは書きやすいでしょう。
implementというのは政府のような公的な機関が何かを「する」(do)というときに使う言葉です。政府が主語の場合は、こうしたフォーマルな言葉を使うと良いと思います。
「cash transfer」は現金の送金です。政府が銀行口座に直接振り込めば、貧困もある程度は解消され、vocational training「職業訓練」をすればスキルが身につき職が見つかるというアイデアです。
2. Improve family environment (家庭環境の改善)
Governments can offer resources and guidance to parents, creating a nurturing environment for children. This includes counseling services, quality healthcare, and scholarships.「育てる環境」「奨学金」
先ほどの「原因」の裏返しで、解決策として「家庭環境の改善」が挙げられます。各家庭が自ら行うのは難しいので、これも政府を主体にしたアイデアを挙げています。「政府が提供できる」という表現ですが、giveよりもofferのようなフォーマルな表現の方が適切です。nurturing environmentの代わりにpositive environmentと一般論的に言ってもいいのですが、子育てに焦点を当てたい場合はnurture(「育てる」)という具体的な表現が良いでしょう。
具体例を挙げる時はFor example,主語+動詞でも、This includes名詞、どちらでも構いません。counseling servicesは、親と子ども、両方が対象として考えられますね。qualityはhighがなくても「高品質な」という意味があります。他、政府ができることは「奨学金」です。収入が低い家庭でも奨学金を出すことで教育受けるようになる、その結果として職にもつきやすくなり、貧困も生じないということです。
まとめです。
犯罪の原因としては、まず①poverty「貧困」です。生き残るために窃盗や麻薬取引のような違法な行為をしてしまうということです。また、②Family breakdown(家庭崩壊)は、お見本となる大人がいないため違法行為を犯すということでした。
解決策としては、①社会福祉を充実させるということでした。具体的には、政府が現金送金「cash transfers」やvocational training「職業訓練」も具体例として挙げました。さらに、②政府が子育ての環境を整えるために、カウンセリングや奨学金を提供するということでした。
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